
ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート・ペアで、
“りくりゅう”こと三浦璃来/木原龍一組が歴史的な大逆転で金メダルを獲得しました。
NHK中継で解説を務めた本田武史氏も思わず涙。
「二人じゃなければたどり着かなかった」と語った背景とは?
SP5位からの大逆転、世界歴代最高得点
ショートプログラム5位から逆襲を狙った三浦/木原組は、
フリーで圧巻の演技を披露し、世界歴代最高となる158.13点をマークしました。
合計得点は231.24点となり、日本ペア史上初の金メダルと同時に、
SP終了時点での6.9点差をひっくり返す大逆転優勝となりました。
現行採点方式(2006年以降)の五輪ペアで、SP5位からの金メダルは極めて異例で、
りくりゅうの逆転劇は「歴代最高得点」と「日本ペア初のメダル」という二つの記録を一度に塗り替えたことになります。
技術点82.73点、演技構成点75.40点、減点ゼロという「ほぼノーミス」の内容は、
ペア競技の歴史に残る完成度だと各メディアが報じています。
なおフリーで使用されたのは映画「グラディエーター」のサウンドトラックで、
このプログラムは世界選手権でも高評価を受けてきた“勝負プロ”でした。
本田武史氏も“もらい泣き”
NHKスタジオで解説を務めた本田武史氏は、
三浦選手のシングル時代を指導していた元コーチの一人で、
ジュニア期からその才能を近くで見守ってきた存在です。
メダル授与式を見守りながら、「龍一の涙を見ていると、こっちももらい泣きしますね」と感無量の様子で語り、
「長年ペアを支え続けて、パートナーが変わっても諦めずここまで来て金メダル。本当にすごい」と称えました。
ここで驚きのトリビアとして押さえておきたいのは、
りくりゅうは五輪だけでなく、グランプリファイナルでも
日本ペア史上初の優勝を成し遂げている“記録ずくめのペア”だという点です。
「日本ペア初のグランプリファイナル制覇」から「日本ペア初の五輪金メダル」まで、
約数年の間に“日本フィギュアの未開拓ゾーン”を次々と切り開いてきた稀有なカップルといえます。
ブルーノコーチとの絆も
さらに本田氏は、現コーチのブルーノ・マルコット氏とも現役時代からの旧知の仲だと明かし、
「いろんな相談を受けながらやっていた」と振り返ります。
ブルーノ氏はカナダ拠点の名コーチで、三浦/木原組を世界選手権2度制覇、
グランプリファイナル優勝へと導いてきた“名伯楽”として知られています。
実は木原選手は、過去にも複数のパートナーと国際大会に挑みながら、長く五輪メダルには届かない時期が続いていました。
それでも競技を続け、三浦選手との新ペア結成後に世界の頂点へたどり着いた経緯から、
海外メディアは「遅咲きの五輪王者」と評しており、
「この二人じゃなかったら、たどり着かなかった」という本田氏の言葉には、この長い遠回りの物語も重なっています。
ちょっとビックリな“りくりゅうトリビア”
りくりゅうペア、実は「そんな歴史的ペアだったの!?」と驚くポイントを、
ちょっとお教えします。
トリビア1
りくりゅうは、日本ペアとして
1)世界選手権優勝、
2)グランプリファイナル優勝、
3)五輪金メダルをすべて達成した
“日本史上初のトリプルクラウン・ペア”です。
トリビア2
フリー158.13点は「世界歴代最高得点」であると同時に、
技術点と演技構成点がともに80点級に乗る“男子シングル顔負け”のハイスコアで、
ペア種目としては異例の数字だと専門メディアが表現しています。
トリビア3
ミラノ・コルティナ五輪での金メダルは、ペアに限らず
「日本のフィギュアスケートが五輪で獲得したメダルの中でも、種目としては初の“ペア金”」で、
日本フィギュアのメダルの歴史を新たな方向に広げた一枚になりました。
まとめ
りくりゅうの金メダルは、努力と絆が実を結んだ瞬間でした。
本田武史氏の涙も、その長い道のりと“日本ペア初”という重みを知るからこそのもの。
日本フィギュア史に刻まれる歴史的快挙であり、トリビアを知れば知るほど、この金メダルの価値がいっそう際立ちます。
ミラノ・コルティナのリンクから、りくりゅうの物語はまだ続いていきます。



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